着物のスタイリング〜クリスマス

権田ひとみ
色と技で最幸の着物美人に!

さいたま市の着付け教室・
きもの美人道*ひとみです。

12月のクリスマスシーズン、
今年はコロナの影響で、
大人数のパーティは少なそうですね。

私が通う、
薬膳・発酵料理教室
「猫空」(マオコン)さんでは、
12月のレッスンは、
クリスマス会となり、
実は生徒は食べるのみ!なんです。

一年に一度の「レッスン」
と言う名の楽しい「クリスマス会」。

昨年も着物で参りましたが、
今年も着物で参加しました!

よく、
「着物と帯、さらに帯揚げや帯締め、
何と何を組みあわせれば良いのかわかりません」
と言うお声を耳にします。

呉服屋さんで購入した時にセット買いして、
いつもその組み合わせ、
と言う方も少なくないでしょう。

たまには着物を着るわ、と言う人でも、
ワンパターンになりがちでは?

今回は、
私がどのようにコーディネートしたのか、
事例をもとに、
<クリスマス>
と言うわかりやすいテーマでお伝えします。

きっと、コーディネートの
ヒントになること間違いなし!

そして、着物を着ることが楽しくなりますよ〜♪

1.相手が喜ぶサムシングを

お料理教室は、
先生のご自宅で開かれており、
お宅には、
黒猫ちゃんがいます。

まだお家に来てそう日は経っておらず、
お教室の生徒さんたちのアイドルです。^o^)/

昨年も、先代の黒猫ちゃんに合わせて、
黒猫の帯を締めて行きましたが、
今回も、
黒猫ちゃんの帯〜♪

ということは外せません。

2. シーズンカラーをつかう

帯は決まっているとして、
着物は昨年と同じじゃ芸がない!

・・・・・・

そこで、数少ない着物から
何をどう着ようかと、
考えるわけですが、、

お料理教室のレッスンテーマが
「クリスマス」
ですから、
クリスマスにちなんだ色で行こう!

クリスマスといえば、、、

 

赤と緑!!!

それにゴールドやシルバー
が定番ですよね。

ちょうど深緑の色無地
がありました!

そこに、紅絹(もみ)の
長襦袢を合わます。
袖口からチラッと見える赤、
いいじゃないですか〜(自画自賛)^^

帯揚げは、
やはり黒猫が染められたものを使い、
(これは帯とは別の場所で買いました!)

帯締めを、先日求めたばかりの
ゴールド(明るめのからし色)に!

帯揚げ

上から見下ろした図。

しっかり、
黒猫ちゃんと目が合います。うふ

3. 一つ紋の色無地をカジュアルダウン♪

一つ紋の色無地は、
略礼装。
大抵は、袋帯と合わせますよね。

私はよく、
洒落袋を合わせていましたが、
お教室の先生の
ご自宅でのクリスマス会には、
大げさですね。

白地に黒猫の名古屋帯との組み合わせは、
思いの外評判が良かったです。

4. あるもので最大限、知恵を絞る!

着物通の方の中には、
何着もの着物や帯を
とっかえ、ひっかえ着ていらして、
羨ましい限りな方もいらっしゃいます。

クリスマスだから、
サンタさんが描かれた帯を締める、
というのも楽しいですよね。

でも、私のように、
そう何枚もの着物や帯を持ってない、
という人も多いと思います。

まずは無理せず、
あるものの中で最大限知恵を絞って、
組み合わせを考えてみましょう。

色には、
イメージを喚起させる力があります。

色の組み合わせにより、
四季を感じたり、
何かをイメージさせることができます!

着物は形が変わらない分、
色合わせの力は大きいですよ。

そうはいっても、
「考えたんだけど、やはり足りない・・・」
ということもあります。

それは、
「次に買う物が分かった!」
ということです。

今回、私は、
たまたま直前に
からし色の帯締めを購入していたので
すぐ出番が来てラッキーでした!

小物は、まめにお店をチェックして、
自分がまだ持ってない色を足していくと、
コーディネートの幅が広がります。

このとき、
自分に似合う色の
トーンを知っていると
選びやすいです。

まとめ

今回は、
クリスマス会の装いを例に、
着物と帯、帯揚げ、帯締め
のコーディネートをお伝えしました。

1. 相手が喜ぶサムシングを
2. シーズンカラーをつかう
3. 一つ紋の色無地をカジュアルに
4. あるもので、最大限知恵を絞る!

お教室に入ったとたん、
「わ〜ステキ!」
と先にいらしていた
生徒さん達にお褒めいただき、
そして、質問ぜめでした。笑

「自分で着たら苦しくはないですか?」
「10分くらいでささっと着れちゃうの?」
「帯は作家さんのもの?」
「髪はご自分で?」
「着物は何枚持ってますか?」

お料理をいただきながら、
皆さんと楽しい会話に
花が咲きました。

着物が大好きで、
ご自分で着られる方も同席していたのですが、
「いいですね〜。
お話聞いてるだけで幸せ!」
なんて言っていただいて。

この色無地は叔母の形見なのですが、
裏の八掛と袖口に、
紺に金で流水と鳥の模様が描かれていて、
なかなかオシャレなんです。

親戚から形見わけとして、
数枚着物をいただいたとき、
叔母がそんなに着物が好きとは
知らなかったので、
そのセンスの良さにびっくりしました。

元気に生きている頃に、
もっと着物のことを話したかったです。

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