着物を着るとき、何を準備したらいいですか?

留袖を着付ける着付け師

 真の美しさと出会える
「和美人塾」・きもの美人道 です。

着物や帯は手に入ったとして・・・
「初めて着付けをしてもらう」

「着物を着るのはしばらくぶり」
「家にある着付け小物で大丈夫かな?」

着付けはプロにお願いはしても、
準備はご自身でしなければならないとき、
ちょっと不安になりませんか?

この記事をお読みいただければ、
準備する物がわかり、
なぜ、それが必要か?
もご納得いただけます!

いざ、着付けする段になって困らないように、
万全の準備をいたしましょう!

*振袖ではなく、留袖や訪問着、小紋としてご説明しています。
*着物・帯・長襦袢(半襟)・下着については割愛しています。

1. 紐は最低4本!

紐は、ウールモス素材が使いやすいです。
絹や、
夏なら麻もいいですね。

私たち着付師は、
「腰紐」「胸紐(むなひも)」
と、使う場所によって呼び分けておりますが、
おんなじ紐です。^^

<補正用1本>
通常、腰のくびれにタオルをあてがいますので、
それを抑えるために、まず1本使います。

よく、
「私は太っているから、補正はいらない」
とおっしゃるのですが、、

お尻がウエストより出てない人はいませ〜〜ん!!!!


太っているとか、痩せている、
という問題ではないのです。

<長襦袢1本>
着物は、下に長襦袢を着るので、
長襦袢に1本。

*もし背丈よりだいぶ長い長襦袢だったら、
裾を上げるために腰で結ぶため、
もう1本必要です。

<着物用2本>
着物用に、腰と胸は必ず使いますから、
最低2本は必要です。

合計で4本
となります。

*この他に、大きめのサイズで、
裾を短く調整しなければならない場合は、
やはり紐を使います。
 長襦袢、そして着物が大きい場合は、
余分にご準備くださいね。

<紐の長さにご注意!>
お洋服サイズで11号を超える場合(Lサイズ以上)は、
「長尺」のお紐をご用意ください。

2. 伊達締め2本

伊達締めとは、幅広の紐です。

リーズナブルなポリエステルや、

 

 

 

 

 

献上博多(けんじょうはかた)もございます。

伊達締めは、胸元を抑えために使います。
理想としては、
長襦袢と着物に各1本ずつ、
計2本ほしいです。

*1本しかない場合は、着付師の判断で、
長襦袢か着物のどちらかに使います。

*お胸がとっても豊かな方には、
 伊達締めではなく、
「伊達巻」(だてまき)をオススメします!

こちらは、長さがあり、
豊かな胸もしっかりホールドしてくれます!

着物は、まず土台を整えておくことで、
着崩れの心配が少なくなり、
お姿もスッキリいたします。

3.帯枕

写真のように、横長のものは、
「お太鼓」
という四角い帯の形を作るときに使います。

また、硬いものより、
クッション性のあるものの方が
楽にフィットいたします。

*帯枕には、薄い布やガーゼをかける!

市販の帯枕は、
むき出しで売られていることも多いです。
両脇に細い紐しか付いてないので、
あばら骨に当たって痛いかもしれません。

145〜150センチくらいの長さの
ガーゼをかけましょう。

*厳密に言えば、
枕の厚みはフォーマルな着物は暑く、
普段着の着物はやや薄めにするのが基本です。

また、年齢とともに、帯枕は薄く、位置も下がります。

4. 帯揚げ・帯締め

帯揚げは、正面から見たときに、
帯の上に出る布です。

縮緬(ちりめん)、綾子(りんず)などが一般的。
絞りはフォーマルにのみ使います。

帯締めは、帯を留める飾り紐です。

*帯揚げも帯締めも、
着物や帯と格を合わせて使いましょう。

*「帯留め」と「帯締め」を混同されがちですが、
「帯留め」は、二分や三分の細い帯締めを通して使う飾りです。

 

いかがでしたか?

初心者むけに、一通りのご説明とさせていただきました。
ご参考となれば幸いです。

5. 心身ともに本当の美しさと出会える「和美人塾」のご紹介!


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ご自身の本当の美しさに出会える「和美人塾」!

 

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