雛人形

雛人形

半年で着付け師デビューが目指せる着付け塾
きもの美人道*ひとみです。

節分過ぎたら、
次の年中行事は雛祭りですね。

各家庭にあるお雛様、
年に一度は出して飾りたいもの。

私も先日、二十四節気の
「雨水」の日に飾りました!
その理由は、後ほど! ^^

雛人形を、飾るとき、しまうタイミング、
お分かりですか?

雛人形の着付けって実は二種類あるのですが、
ご存知ですか?

そのようなことも知れば、
きっと、雛人形を飾ってきた日本人の
精神文化に触れられ、
親心にも寄り添え流のではないでしょうか。

1. 雛人形を飾るとき〜大安・友引・雨水(うすい)

大安

節分前後から、雛人形を飾る時期となります。
御雛様を飾るのは、
ひな祭りの一週間前には済ませておきたいです。

前日に飾る「一夜飾り」は忌み嫌われているので、
早めに、大安。友引など良い日を選んで飾りましょう。

 

雨水

大安、友引以外なら、

二十四節気の「雨水」の日も良いとされています。

「雨水」とは

雨水は、立春から数えて15日目頃とされ、
2020年は2月19日でした。

空から降るものが雪から雨に変わり、
氷が溶けて水となる。

寒さが厳しいときですけれど、
道ゆけば、草木に芽が出る頃ですね。

昔から農耕の準備を始める目安とされています。

なんと、この日に飾ると、
「良縁に恵まれる」とも言われているので、
ぜひ、おすすめしたいです!

2. 雛人形をしまうとき〜啓蟄(けいちつ)

昔、私の母はよく、
「早くしまわないと、
お姉ちゃん(私のこと)がお嫁に行けないから」
と、3月3日が過ぎれば、
すぐお人形をしまっていました。

今や、「昭和の迷信」ですけれど・・・笑

季節の節目ということであれば、
3月中旬くらいまでには片付けたいところです。

目安となるのは、
二十四節気の「啓蟄」
(2020年は3月5日)

冬の間、土の中に隠れていた虫が這い出すとされる日。
春の季語でもあります。

3. 雛人形の着付け〜本仕立て・並着せ

お雛様にも着付け方がある!?

お雛様の着付けには、
1)本仕立て着付け
2)並着せ

の二種類があります。

1)本仕立て着付け

本仕立て着付けは、その名の通り、
十二単と同じように着付けます。

長袴(ながばかま)
単衣(ころも)
五衣(いつつぎぬ)
表着(うわぎ)
唐衣(からぎぬ)
裳(も)

とのせていきます。

本仕立てかどうかは、
袂を見ればわかります。

大変高価で、市場に出回る数は少ないので、
展示物などで見ることが出来たらラッキーですね!

2)並着せ

胴の部分と裳がつながっていないものを、
「並着せ」といい、
現在売られているお人形のほとんどは、
「並着せ」となります。

袖、上衣、下衣、それぞれを、
形を整えながら貼り合わせていきます。

4. まとめ

年中行事の雛祭り、今回は、

  1. 雛人形を出す時期
  2. 雛人形をしまう時期
  3. 雛人形の着付けの種類

についてでした。

また追い追い、追加・補足していきます。

いにしえのお姫様達が遊んだ雛道具を見るにつけ、
幾つになっても女性は、
お姫様に憧れるものだな〜と思います。

 

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